藤井聡太七段 非公式戦で佐藤名人に勝利「結果残せ、励みになる」

 将棋の藤井聡太七段(16)が9日、名古屋市内で行われたイベント「将棋プレミアムフェスin名古屋2018」で、佐藤天彦名人(30)と公開対局を行い、120手で勝利した。この日の対局は非公式戦だが、将棋界最高峰のタイトルである「名人」の保持者に1月に行われた朝日杯での勝利に続いて2連勝する形となった。

 対局後に取材に応じた藤井七段は「序盤から一手一手の難しい将棋」と対局を振り返り安堵(あんど)の様子。その上で「非公式戦ですが、名人との対局で結果を残せたことは励みになる。これを機にさらに強くなっていきたい」と決意を新たにした。

 敗れた佐藤名人は「序盤から中盤にかけて、相手の意思によって攻めさせられる展開で、ちょっとずつ苦しくなった」と敗因を分析。「対局する機会がまたくると思う。今後も結果を求めていけたら」と話していた。

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